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窓の性能で変わる!新築 高断熱住宅と防火対策

執筆者の写真: 林田工務店 株式会社林田工務店 株式会社

更新日:1月22日

こんにちは、林田工務店です。

前回の新築工事記事では、第三者検査の重要性についてお話ししました。安心・安全な家づくりを実現するためには、専門機関による厳密なチェックが欠かせません。


今回は、快適で安全な住まいを支える重要な要素である「窓の性能」についてご紹介します。窓は光や風を取り入れるだけでなく、家全体の断熱性能や防火性能にも深く関わる大切な部分です。


窓の役割と重要性


窓は、住まいの快適性を大きく左右する重要な存在です。光や風を取り込むだけでなく、断熱性能や防火性能を高めることで、住まい全体の質を向上させることができます。


今回の現場では、防火性能と断熱性能を兼ね備えた「防火性能を備えた樹脂サッシ」を採用しました。これにより、安全性を確保しながら、快適な室内環境を実現しています。


防火性能を備えた樹脂サッシとは?

防火サッシ:火災時に熱や火の侵入を防ぎ、安全性を確保する窓です。

樹脂サッシ:窓枠が樹脂製で、一般的なアルミサッシよりも断熱性が高いのが特徴です。


これらを組み合わせた防火樹脂サッシは、火災時の安全性を高めると同時に、冷暖房効率を向上させ、快適な暮らしをサポートします。



舞鶴 新築 防火サッシ 樹脂サッシ


ハイサッシの魅力と断熱性能


今回は1階南側の窓は、ハイサッシを採用し太陽の光がたっぷり差し込む「南向きの大きな窓」になりました。


舞鶴 新築 窓 ハイサッシ 樹脂サッシ

ハイサッシの特徴

床から天井近くまで高さのある大きな窓で、開放感を生み出し、たっぷりと自然光を取り入れることができます。


さらに、この窓は トリプルガラス を採用しています。


トリプルガラス:3枚のガラスで構成され、空気層が断熱性や防音性を高める構造です。


私も自宅でトリプルガラスの樹脂サッシを使っていますが、車の音や人の声が気になることはほとんどありません。また、冬場の結露もほとんど発生せず、大きなメリットを実感しています。


熱貫流率とは?


窓の断熱性能を表す指標に「熱貫流率」というものがあります。


熱貫流率:窓がどれだけ熱を通しやすいかを示す数値で、低いほど断熱性能が高いことを意味します。


今回採用したハイサッシの熱貫流率は 0.72

一般的なアルミサッシ(熱貫流率3.0以上)と比較すると、非常に優れた性能です。これにより、夏は涼しく、冬は暖かい住環境を実現できます。



舞鶴 新築 窓 樹脂サッシ トリプルガラス 熱貫流率


高気密・高断熱住宅の魅力


今回の住宅は、高気密・高断熱仕様で建築されています。


高気密:隙間を極力減らし、空気の漏れを防ぐ仕様。これにより、エアコンや暖房の効率が良くなります。


高断熱:断熱性能の高い素材や窓を使うことで、外気温の影響を受けにくく、室内の温度が快適に保たれます。


こうした仕様の住宅では、冬場でも窓際が寒く感じることがなく、結露も発生しにくいのが特徴です。住まいの快適性が大きく向上する点が魅力です。


次回予告


次回は、今回採用した「吹付け硬質ウレタンフォーム ハイブリッドフォームHFO」について詳しくご紹介します。断熱性能や施工のポイントをお伝えしますので、ぜひご期待ください!

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