#建築ウォッチ~新築工事9
秋も一気に深まりました。前回の「玄関土間・配管工事など」の記事から、季節もすっかり変わりました。今回は、新築住宅の土台を通して、より快適な住まいづくりに役立つ情報を発信できればと思います。
上棟前の基礎パッキン:新築住宅を長持ちさせる秘密
新築の基礎工事で、土台の下に敷かれる「パッキン」をご存知ですか?この小さな部品が、実は家の寿命を大きく左右する重要な役割を担っています。
なぜ基礎パッキンが必要なの?
基礎パッキンは、建物の基礎と土台の間を密着させつつ、床下に空気を循環させるための部材です。これにより、
湿気対策: 床下の湿気を防ぎ、木材の腐朽やシロアリ被害を防ぎます。
耐久性向上: コンクリートに穴を開けないため、基礎の強度を保ちます。
設計の自由度: 換気口の位置に制限がないため、自由な間取り設計が可能になります。
基礎パッキンのデメリットと対策
メリットがたくさんある基礎パッキンですが、デメリットもあります。
冬場の冷え: 床下から冷気が入りやすく、室温が下がる可能性があります。
→ 対策: 床暖房や断熱材の追加で対策できます。
外部からの騒音: 外部からの音が伝わりやすくなる可能性があります。
→ 対策: 防音材の使用や、窓の性能を高めることで対策できます。
浴室や玄関は気密パッキンで快適に
浴室や玄関など、特に気密性が求められる箇所には、気密パッキンを使用します。
これにより、
冷暖房効率アップ: 室内の温度を安定させ、光熱費を節約できます。
快適な室内環境: 結露やカビの発生を防ぎ、快適な住まいを実現できます。
今回の新築住宅では防蟻処理も実施いたしました。
次回は床下断熱材施工についてです。とても厚みのある断熱材が登場致します。ぜひ次回記事もお楽しみにお待ちください。