こんにちは、林田工務店です。
前回の記事では「吹付け断熱『ハイブリッドフォームHFO」の施工についてついてお話しました。
今回は、気密性能の計測についてお伝えします。
断熱性能を引き出すには、家全体の気密性能がとても重要です。気密性能とは「どれだけ家に隙間が少ないか」を表すもので、この性能が高いほど快適でエコな暮らしが可能になります。
気密性能を測る「C値」って何?

高気密住宅では、家にどれだけ隙間があるかを「C値(相当隙間面積)」という数値で表します。このC値は、家全体の床面積に対して隙間がどれくらいあるかを示したものです。数値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高い家ということになります。
たとえば、C値が1.0㎝²/㎡なら、1㎡あたり1㎝²の隙間がある計算です。これが0.5㎝²/㎡になると隙間の量は半分になり、さらに高い気密性が期待できるのです。
実際に測定してみました!
今回の新築住宅では、専用の測定機器を使い気密性能を測定しました。その結果、
• C値:0.3㎝²/㎡
• 家全体の隙間面積:約38㎝²(6㎝×6㎝程度の隙間)
という結果が得られました。

これにより、冷暖房の効率が大幅に上がるだけでなく、結露やカビを防ぎ、家の耐久性も向上します。住む人にとっても家にとってもメリットが大きい結果となりました。
高気密住宅の4つのメリット
高気密住宅には、さまざまな嬉しい効果があります。具体的には次のようなメリットが挙げられます。
1. 快適な室内環境
隙間が少ないため、部屋ごとの温度ムラがなくなり、家中どこでも快適に過ごせます。冬は暖かく、夏は涼しい室内が実現します。
2. 結露やカビの防止
気密性が高いことで湿気が入りにくくなり、結露やカビの発生を防ぎます。これにより、家が長持ちするだけでなく、アレルギー対策にもなります。
3. 計画的な換気が可能
隙間が少ないため、家の中の空気を効率よく入れ替えることができます。これにより、室内の空気が常に新鮮に保たれます。
4. 光熱費の削減
隙間風による熱の損失が少なく、冷暖房の効率が大幅にアップ。結果として、エネルギーの無駄を抑え、光熱費の節約につながります。
高断熱住宅における気密性能の重要性
前回お話した「窓の性能」と、今回の「気密性能」は、どちらも高断熱住宅の性能を最大限に引き出すために欠かせない要素です。どちらか一方だけではなく、両方がしっかり組み合わさることで、快適でエコな住まいが実現します。
林田工務店では、窓や断熱材だけでなく、隙間を丁寧に埋める施工を徹底し、気密測定で性能をしっかり確認しています。
まとめ:高気密住宅で快適な暮らしを実現しませんか?
高気密住宅は、冷暖房効率や健康面だけでなく、家全体の寿命にも大きな影響を与えます。新築住宅をご検討の方は、ぜひ「気密性能」に注目してください。私たち林田工務店では、気密測定を実施し、確かな性能を保証した住まいをご提案しています。
まずはお気軽にお問い合わせください。地元・舞鶴で、あなたの理想の家づくりを全力でサポートします!